インドネシア伝統芸能「ワヤン」
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こんばんは。
TOMO☽です。
先日、トビタテ奨学金制度で同期生であるみさきさんが「ワヤン・クリ」を学びに留学をしており、今回は中部ジャワ島のソロにて彼女のもとを訪れました。
ワヤンの中で用いられる物語は、インドの古代叙事詩《マハーバーラタ》を題材としています。これはジャワに流入して、ジャワ風に改変されながら語り継がれてきました。この物語は、従兄弟同士である、パンダワ五兄弟とコラワ百人兄弟による領土をかけた骨肉の争いを描いています。
(パンダワとコラワはカタカナ表記が色々あります。
彼女は、7年前にインドネシアの伝統音楽「ガムラン」を始め、定期的にインドネシアへ渡航を重ね、今は「ワヤン」留学ライフをこちらで楽しんでいます。
今回は彼女の歌の先生が出演なさっている「ワヤン」を拝見しました。
通常「ワヤン」は夜から早朝にかけて披露されるもので、出入りは自由になっていますが、今回はせっかくなので全上演を観ることになりました。
21時から開始。
始めは「ガムラン」の演奏から。
THE インドネシアを感じる音色に耳を傾けていると、ダランと呼ばれる一人の人形遣いが、バッファローからできたワヤン・クリという人形を巧みに操りながら、語り始めます。ちなみに語りには、古語のジャワ語が使用されていて、生粋のジャワ人でも理解するのが困難なほどです。
中間には休憩のために歌の披露やミニコントのようなものが披露され観客を飽きさせない工夫がされています。また軽食やお茶の配給もあり、至れり尽くせりに存分に「ワヤン」を拝見できました。早朝4時に終了したわけなのですが、3時ごろになると閑散と、、それでも「ワヤン」は続いていました。
実のところ、3時頃の寒さの限界が来て、乗ってきた車へ避難してしまいました。
この時20度を記録し、普段海っぺりで30度越えで生きている私にはかなり厳しかった。。
久しぶりにジャワ島の新たな都市に足を運んでみたら、surakarta hadiningarat palace や triwindu antique marketで観光して、お土産にワヤンのお人形も買えました。
なによりもインドネシアの伝統芸能に捧げる友人に会って「ワヤン」や留学のことを知れて100点満点の旅でした(*'▽')