家から始める土壌の再生
毎日が楽しいわけじゃなくて波があるのが生活というものだとヒシヒシと感じるこの頃。これまでは逃げがちな自分もいたけど、少しずつ試練たちに向き合えるような免疫がついてきたかなぁ。
そんなワタシはたまにJason Marzの”I Won't Give Up”に励まされたりしてます。
I won’t give up on us
Even if the skies get rough
I'm giving you all my love
I'm still looking up
この曲を知ったのはNetflixのドキュメンタリー映画『KISS THE GROUND』(概要はこちら)。土壌と気候は密接に関わり合っていて、土壌を汚染することで気候変動を招く。裏を返せば、この土壌を再生(リジェネラティブ)することで、人間活動による地球の汚染を軽減させることに繫るということを説いています。
どんな人間活動が地球を汚してしまっているのか?
『KISS THE GROUND』では従来型の農業による過度な土壌耕作に警告をしている。
この耕作では、土壌の中にある二酸化炭素を大気中に一気に放出させてしまう。私たちが普段口にしている野菜や穀物は基本的には従来の大量生産向けの農業でできたものが大半を占めており、土壌汚染から大気汚染を生み出してしまっているよう。
また化学肥料によって本来ならばよく肥えた土を作る役割を果たす微生物も死滅してしまっている。
耕せば耕すほど、質の悪い土壌に仕上がっているというわけ。
土壌汚染を解決するキーは"再生"
再生農業にシフトすることで、質の高い土壌と微生物の回復をおこない大気中の二酸化炭素を土壌内に戻すということを解決策として導いている。
ドキュメンタリー内で「DRAWDOWNドローダウン― 地球温暖化を逆転させる100の方法」の著者ポール・ホーケン氏によると、土壌内で何世紀も炭素隔離をすることが気候変動の進行を止められるとしている。
そもそも気候変動ってなんで起きているんだっけ?
気候変動は、電力の生産や車や飛行機などの移動手段などから大気中の温室効果ガスの放出にされます。それは、地球に異常気象や土地の侵食・生態系のアンバランスといった異常現象を引き起こし、人間の生命維持は愚か地球そのものの存続を危ぶませてしまう。
要は大気中に炭素が多すぎる問題。それを減らさないと地球の温度がどんどん高くなって、私たちの現在当たり前な生活も送れなくなってしまうよ!って警鐘してるのです。
農業なんて直接的に関係ない人でも土壌は作れる
そんな土壌再生の為になにしてみる〜?というので、今回私が実践していることご紹介。
その一|コンポスト
・野菜や果物、残飯とかはコンポストセットを購入→コンポストの中に放り投げればOK
有機物のごみたちはコンポストの中にいる微生物ちゃんたちに分解されて土に戻る。
生ゴミは燃やされて二酸化炭素にならずに土に戻ることを直に体験している。
コンポストセットはこれ。
その二|備前焼のリサイクルマグ
・コーヒーカップを陶器ごみから生まれた焼物で飲む
RI-CO BIZEN のリサイクルマグカップを愛用。
岡山県の伝統、備前焼で作られたこのマグカップはコーヒーの味を変えちゃう不思議なカップ。リモートワークの午後一はいつもこのマグカップにコーヒー淹れて働いてます。
焼物は土からできていて、このマグはごみとして廃棄されてしまう焼物をまた材料へと再生させて作られています。長く使っていても、もし仮に壊れてしまったらまた材料に再生されていくっていう循環が見えてハッピー。
リサイクルマグのクラファンの一部始終になります。詳細はこちら。
終わり!また来週火曜21:00にお楽しみに〜